森林セラピー ってなに?
新鮮な空気を胸いっぱいに吸いながら、ゆっくりゆったりと散策します。そこに広がっているのは、普段目にすることのできない貴重な動植物。
季節ごとに咲く花やさまざまな葉っぱの緑、ブナや大きな杉の木、せせらぎの音や鳥の声。
落ち葉の道やどんぐりの道など季節ごとに変化する小径の表情も楽しみのひとつです。
自然を五感で感じられる「癒し体験」をたっぷりと満喫しませんか?
日常では見られない、四季折々の美しい植物が出迎えてくれます。
森林の有する効果は、これまでも森林浴として長年親しまれてきましたが、それは感覚的に語られる傾向が強かったようです。 そこで、森林浴の効果を科学的に解明し、心身の健康に活かそうという森林浴から一歩進んだ試みが「森林セラピー」です。
森林浴をはじめとした森林レクリエーションや森林内の地形を活かした歩行リハビリテーション、樹木や林産物を利用する作業療法、心理面では散策カウンセリングやグループアプローチなど、森林環境を存分に活かして五感機能をフルに使い、かつ養えることが森林セラピーの持つ大きな特長です。 五感の感覚を敏感に働かせ、森のパワーを全身に取り込むことでことで、心身のバランスを整えていきます。
森林を活かした歩行リハビリテーション・散策カウンセリング。
五感の感覚を敏感に働かせ森のパワーを感じましょう。
セラピーロードはどんなところか気になったので、1人でも案内可能ということで参加。説明を聞きながらの散策は楽しかった。
新庄村で行われたトレイルランに参加した際、ブナの森に感動したので、友達を誘って今度は森林セラピー体験に訪れた。トレイルランと違って、ゆっくりと森を楽しむことができた。
やまびこ体験をしたら、下のキャンプ場にいる人から返事が返ってきて恥ずかしかった。でも、キャンプ場でお会いしてやまびこの返事へのお礼をして、みんなで大笑いして楽しかった。
森の案内人によって、案内の仕方がいろいろで楽しい
森林セラピー®とは、癒し効果が科学的に検証された「森林浴効果」をいいます。森の中に身を置き、歩行や森林内レクリエーションなどの方法によって心身の健康維持・増進、疾病の予防を目指すもので、いわば「一歩進んだ森林浴」です。 それを支える森林セラピー®基地は、森の香りや空気の清浄さ、美しい森の色彩や景観などが、人の生理に及ぼす効果について医科学実験による検証を経て、お墨付きを得ている癒しの森です。 「森林セラピー®基地」と「セラピーロード」は、全国に60カ所以上ありますが、新庄村は、岡山県で初めて森林セラピー®基地に認定されています。
「ゆりかごの小径」は大山隠岐国立公園毛無山の麓に位置し、岡山県下最大級のブナ林や天然杉に覆われている、自然度の高いセラピーコースです。 旭川の源流のせせらぎや鳥のさえずり、木々の香り、落ち葉に覆われた身体にやさしい小径が心を癒してくれます。
「湖畔の小径」は舗装路でほぼ平坦な道となっているため、車いすやストレッチャー利用の方でも楽しめるコースです。 様々な種類の樹木がダムの周囲をめぐっています。 ダムから吹いてくる風は涼しく、太陽が当たった水面のきらめきに心奪われます。 あなたのペースにあわせてゆっくり心おだやかに、全てを包み込むまるでゆりかごのような時間をお楽しみください。
(ゆりかごの小径)足にも心地よい、腐葉土の道をゆっくりゆったりとお楽しみください。
(湖畔の小径)樹木のトンネルをお楽しみください。
新庄村では、近年研究が進んでいる「森林医学」への取り組みをはじめました。医療の観点から見た、生活習慣病の改善、高血圧やがん細胞の抑制など、健康回復と森林環境との関連性が実証されつつあります。
セラピーとしての効果だけではなく、森林から人間生活との関連性について、評価が期待されています。